私の職業はポールダンサーです

もともとダンスをしていて
稼げなかったのでショーパブに働きだして
ポールダンスを見たのがきっかけです

大学四年間ずっと
カンボジアでボランティアをしていて
「もっと視野を広げて自分のやりたい仕事を
やりたいな」とさまよってました
みんな黒いスーツ着て
就活する意味が分からなかったです
それで行き着いたのがショーパブでした

私が最も大切にしていることは
自分らしくいれるように
服装だったり表現の仕方だったり
それができる環境に自分を置くことです

他の仕事もしたことがあるんですけど
自分らしくできなかった
で なんか具合悪くなっちゃいました
結局全部クビになっちゃったんですけど
なのでそれがきっかけで
自分らしく健康に生きようと思いました

他の仕事がたくさんある中で
ポールダンスをするのは
なんか生きてる感じ
「生きてる」っていう
気持ちにさせてくれるからです
お客さんの声援だったりだとか
求めてくれる 一番必要とされてる場所が
ポールダンスの現場です

今のところ
一番ふさわしい仕事だと思ってます

子供だった頃は
ポールダンス自体を知らなかったので
想像もしてなかったです
ヨガのインストラクターをやったり
いろんな仕事もやったんですけど

お金を取るべきなのか
やりたいことをやるべきなのか
どっちを選んだ方が自分にとって
良いのかがわからなかった
やっぱ損得勘定で見ちゃう
で 始めてもやっぱり続かなかったです

他の人を見て
自分が惨めに思えたりすることは
常にそうです
もう素晴らしいパフォーマーの人って
世の中にたくさんいて
やっぱり比べてしまう
自分がいるのは確かです
でも比べたところで
自分にプラスってないので

昔は全然自分らしくない
振る舞いを周りにしたり
時には人に嘘もついたし
それによって信頼を失くしたことも
たくさんあったんですけど
今は 今の自分の持っているものの中で
良いところを伸ばそうと思ってます

やりたいことがわからない人には
「自分をまず知ることが
大事なんじゃないかな」って
アドバイスします

時間をかけること
別に今しっくりこなくてもいいし
そのうち見つかったら
そっちに移ってもいいし
別に辞めたきゃ辞めればいいし
やりたければやればいいから

「自分が何に喜びを感じられるのか」
「どうやったら幸せなのか」
「なんで生きてたりとか」
「何を楽しみにしているのか」
とかっていう設定を探すことから
始めたらいいんじゃないかなと思います

その中でも自分の存在意義
自分の存在確認ができる場所に
身を置いたらいいと思います
Pole Dancer in Tokyo 2020 www.monologue365.jp